高標高なタラス・ドタの特徴を活かして
グラニートス・デ・アルトゥーラ・デル・オルティス・マイクロミルは、ロス・アンヘレスミルのカルデロンさんの弟さんが独立して設立されたミルで、オマール・カルデロン夫妻とその娘の3姉妹(ディアナ、ヨハナ、ジョイス)による、家族経営のマイクロミルです。
主に両親が農園管理を、3姉妹が水洗処理から、天日乾燥、保管までを担当しています。
2000m級の高標高農園など7農園を切り盛りし、今年はパライソ農園を新たに立ち上げました。
ここでは、1900mにティピカやSL28、ゲイシャの希少品種3品種を植えて、タラス・ドタ地区のマイクロクライメットを存分に発揮したトップクオリティのコーヒーの生産を目指しているそうです。
特徴的な明るくジューシーな風味
生産処理は、ウォッシュド、ハニー、ナチュラル、ダブルフリーウォッシュドなど主要な生産処理はすべて行っており、どの生産処理においてもタラス地区のもたらすジューシーで明るいアシディティと彼らの努力による透明感のあふれるカップを堪能することができます。これは、オマール一家とスタッフの努力とその絆の深さが表れています。
COE受賞後も進化を求めて
一家が経営するグラニートス・マイクロミルは2012年にできたばかりの新しいミルですが、2014年の初受賞以降、今年2016年まで3年連続でCOEを獲得するなど、コーヒーの生産の可能性を日々追い求めています。
まだ10〜20代の3姉妹はどこよりもコーヒーに愛情を込めながら各プロセスを行っていると自信を持って私達に語ってくれています。
2017年コメント
タラスの気候を感じる調和のとれたナチュラル
昨年同様にコスタリカ・タラスエリアの明るさと、ナチュラルプロセスの艶美なフレーバーの調和がロゼワインのようで特徴的です。
いわゆるナチュラルくさくない透明感を保った印象で、甘さ、アシディティ、各フレーバープロファイルのセパレーションが明確に分りやすい印象です。
カッピングプロファイル
ストロベリー、グレープ、ピーチ、オレンジ、モラセス、ブライト、クリスプ、クリーンカップ、
標高
1700-2000m
エリア
タラス、ドタ地区
品種
レッドカトゥアイ
農園名
ネリー農園 / グラニートス・デ・オルティス・ミル
生産処理
ナチュラル
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