第2回 ブラジルのコーヒー

ブラジルの一般的なコーヒー豆は、欠点豆の数(欠点数)によって定まる「No.」と「スクリーンナンバー」の組み合わせによって格付けされています。

欠点数は300グラムのサンプル中に混入物があるか否かで決定されます。

・石・木片・土(大)=混入数1で欠点数5点

・石・木片・土(中)=混入数1で欠点数2点

・石・木片・土(小)=混入数1で欠点数1点

・黒豆・乾果=混入数1で欠点数1点

・パーチメント・発酵豆=混入数2で欠点数1点

・虫食い豆=混入数2以上5で欠点数1点

・未熟豆・砕け豆=混入数5で欠点数1点

欠点数の合計数により「No.」表示が決定される。No.1は事実上は存在しません。

欠点数4点まで=No.2

欠点数12点まで=No.3

欠点数26点まで=No.4

欠点数46点まで=No.5

欠点数86点まで=No.6

スクリーンナンバーは豆の大きさであり、ブラジルの他、コロンビア、タンザニアでも用いられます。

特小=12~13

小=14

中=15

ふつう=16

準大=17

大=18

特大=19~20

上記2つの組み合わせで格付けされます。

独自に付加価値をつけられた豆があります。

・産地・地区を限定した豆

有名な産地  バイア セラード モジアナ パラナ ミナス など

・農園を指定した豆

・精選方法に特化した豆

ナチュラル パルプドナチュラル 木で完熟・乾燥 天日干し など

・評議会などで、入賞した豆

カップオブエクセレント

(ブラジルでは、ナチュラル・パルプドナチュラルの2大会が開催されます。)

ナショナルウイナー

・日本のスペシャリティーコーヒー協会認定の豆

 

今回試飲したコーヒー豆

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・ナチュラル式の豆

ミナスジェライス州サントアントニオ地域のボンジャルディン農園で栽培されたブルボンアマレロ種の豆です。

味覚について

浅煎りの味覚

カシューナッツのような香りの中に、ソフトな甘味がある。フルーティーな香り、柑橘、紅茶のような香りもある。クリーンでかつマイルドでやわらかい印象を受ける。

中煎りの味覚

ナッツ、柑橘の香りとフルーティーさがある。甘味もあり、バランスがよくなる。ボディーがよりしっかりする。

中深煎りの味覚

苦味は出てくるが、後味の甘味の広がりが心地よい。

生産地情報

農園主:Josue氏 産 地:ブラジル ミナスジェライス州ボンスセッソ山地標高 :1000-1,100m

詳細

水分値 10.0
生豆外観 薄緑色
農薬検査 社外委託検査にて農薬検出されず!!
商品規格 NO2 S15UP
精選方法 ナチュラル
収穫時期 6-8月
クロップ 13/14
品種 ブルボンアマレロ

・パルプドナチュラル式の豆

ミナスジェライス州サントアントニオ地域のボンジャルディン農園で、 「パルプドナチュラル式」にて作られている豆。 通常のブラジル豆には見られない酸味が特徴です。 使用品種はブルボンで、アマレロ(黄色)の果実のみを収穫しています。

味覚について

浅煎りの味覚

ナッティ、柑橘、草の香りを感じる。ハッサクのような甘酸っぱい酸味が心地よい。後味は、甘味がありつつも、すっきりしている。

中煎りの味覚

ナッツに、カカオっぽい甘い香りが追加される。甘味を伴ったような柑橘系の酸味がある。後味は、甘味がありつつもすっきりしている。

中深煎りの味覚

苦みを始めに感じますが、ナッツ、チョコレートの香り、酸味もあり、バランスがいい。飲み終わった後にすっきり感もあります。

生産地情報

  • 農園名   : ボンジャルディン農園●農園主  : Josue氏サントアントニオ ド アンパロエステートコーヒー生産者組合の協会長●地 域   : ブラジル ミナスジェライス州ボンスセッソ●農園面積 : 100ha ●産地標高 : 1,000~1,100m

詳細

水分値 9.8
生豆外観 薄緑色で均一。
農薬検査 社外委託検査にて農薬検出されず!!
商品規格 NO2 S15UP
精選方法 パルプドナチュラル
収穫時期 6-8月
クロップ 13/14
品種 ブルボンアマレロ