第22回 エルサルバドルのコーヒー豆

エルサルバドルのコーヒー豆

 

日本ではなじみが薄く、これまでは一般普及用のコーヒーしか入荷していませんでしたが、ここ2~3年スペシャルティコーヒーがわずかながら入荷し始めています。

エルサルバドルではまだブルボン種が多く残っていることと、新しい品種のパカマラ種の産地であることが特徴です。

規格

SHB(strictly hard bean)  標高1200m以上収穫1~3月頃

HG(high grown)       標高900~1200m/収穫1~2月頃

CS(Central standard)    標高500~900m/収穫11~12月頃

輸出先は、アメリカ、ドイツで80%程度と多く、他はベルギー、フランスなどで日本は1%にも満たない量です。

 

品種

伝統品種のアラビカコーヒーのみを生産しています。

そのうちの68%がブルボン種、29%がパカス種、残りの3%がその他パカラマ種、カツーラ種、カツアイ種です。

「パカス種」と「マラゴジッペ種」を交配して作られた「パカラマ種」はエルサルバドルで開発された新しい品種です。

粒も大きめで、高品質のコーヒー豆が生産されています。

香味

香味の特徴としては、酸味、甘味ともに強いです。なめらかでマイルドな味わいで、さっぱりとした後味があります。

パカマラ種は高地で栽培され、甘みがあり柔らかな触感で、舌触りが良いのが特徴す。

エルサルバドル国内では、評価の高い品種でブルボン種よりも価格が高くなっています。