格付けは、、スクリーンサイズとクラシフィケーションという2つで行なわれています。
スクリーンサイズは、タンザニアと似ていますが、6+1段階の等級になっています。
「AA」→スクリーンサイズ17以上
「AB」→スクリーンサイズ15〜16
「C」 →スクリーンサイズ11~15
「E」 →「AA」よりも大きい最大級の豆(Eはエレファントのこと)
「TT」→「C」より小さいサイズの豆。もしくは「E」がかけたもの。
「T」 →最小、最軽量、不良豆や割れた豆など。
この6段階に加えて、
「PB」→ピーベリー
という等級があり、別扱いとなっています。
合わせると全部で7段階の等級となります。
ケニアは、さらに「クラシフィケーション」という格付けが行なわれます。
生豆と炒り豆の外観の比較や抽出されたコーヒー液の分析などで10段階に格付けされ、
1(特上)」が最上、
「4(中等)」が標準、
「10(下等)」が最下
となり、厳格な格付けが行われています。
アフリカのコーヒー豆は、日本ではキリマンジャロで知られるタンザニア(キリマンジャロを挟んで北と南になります)が有名ですが、ケニアのコーヒー豆はヨーロッパでは第一級のコーヒーとして位置づけられています。
浅煎りでは酸味がでて、焙煎を進めることでこの豆の最大の特徴である「甘み」が生まれてきます。深煎りにも向く豆として知られています。
今回試飲したコーヒーは、
ケニア マサイ
SCAA評価で 86.38点(Qグレーダー2名の平均)!!ケニアコーヒーの力強さを より鮮明に、クリーンに、強く感じられるコーヒー【マサイ】。ベリー、カシス、フルーツ系の香りと、チョコレート、キャラメルのような香りと甘味。そして安定感のあるボディー。 美味しく香り、しっかり香るコーヒー。 焙煎豆は、ぷっくりしています!!
味覚について
浅煎りの味覚
カシス、ベリー、グラッシーの香り。香りは強く、濃厚です。チョコレートやキャラメルのような甘さが強いです。酸味もキレイで、クリーン。
中煎りの味覚
カシス、ベリー、グラッシーの香り。香りは強く、濃厚です。チョコレートやキャラメルのような甘さが強いです。酸味もキレイで、クリーン。ボディー感が増します。
中深煎りの味覚
よりボディー感が増す。アフターフレーバーに長く、甘酸っぱいカシスの香りが広がる。心地よい苦さと、優しい酸味。香り、酸味、ボディー、苦味のバランスが良く、飲み易くなる。
深煎りの味覚
苦味が先行しつつも、アフターフレーバーにふわっとカシスの香りと甘味を感じる。冷めてきてからのカシスフレーバーと甘味も心地良いです。
生産地情報
ケニアでは3月~5月に長い雨季、9月~10月に短い雨季があり、年間平均気温は10℃~26℃。 降雨量豊富、かつ過ごしやすい気候の中、マサイが育てられる。
生 産 地:ケニア共和国のキリニャガ地区中心。
産 地 標 高:1,600~2,000m
精 選 方 法:ウォッシュド式
品種:主にSL28、SL34
スクリーン規格:18upが90%以上