メキシコのコーヒー
メキシコの一般的なコーヒー豆の格付けは、収穫される標高が高いほうが品質が良い豆が取れるとして、標高による格付けを用いる。
下記はグアテマラ式の7段階の等級分けで上からの順で良い等級である。
Strictly High grown(SHG):1700メートル以上
High grown(HG):1000~1600メートル
Prime washed:700~1000メートル
とされています。
High grownはスペイン語でAltulaアルツーラといいます。
その他、独自に付加価値をつけられた豆があります。
・農園を指定した豆
・評議会などで、入賞した豆
カップオブエクセレント ナショナルウイナー
・日本のスペシャリティーコーヒー協会認定の豆
メキシコ SHG エスパーニャ農園
レインフォレストアライアンス認証取得農園である エスパーニャ農園で栽培されている豆。 口当たり優しく、安定感があり、すっきり飲み易いコーヒーです。
味覚について
浅煎りの味覚
柑橘系、ナッツの香り、さわやかなグラッシー感があります。また、ほのかに紅茶のような香りもあります。昆布からくる旨味のようなアフターフレーバーも楽しめます。柑橘系の酸味を優しく感じ、すっきりしつつも後口に甘みがあります。クリーン。すごく飲み易いです。
中煎りの味覚
柑橘系の香り、ビーンズ系の香り、ナッツの香り。浅煎りより酸味が柔らかくなり、後口に残る甘みが強まります。口当たりが優しく、しっかりしつつも強すぎないボディーが飲み易さを増加させます。
中深煎りの味覚
心地いい程度の苦みが出てきます。香り、酸味、ボディー、甘味のバランスがいいです。口当たりがマイルド。
深煎りの味覚
苦味がありつつも、口当たりはマイルドで、すっきりとした後口。アフターで旨味を感じます。
生産地情報
生産地 : チアパス州 ソコヌスコ地域 エスパーニャ農園 (レインフォレストアライアンス認証取得農園)
レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーとは?
コーヒーは私たちの生活にすっかり溶け込んでいますが、世界のコーヒーの貿易額は、一次産品の中で石油に次いで多いことをご存知でしょうか。
熱帯雨林を伐採して育てられるコーヒー
コーヒーの木は日陰でも育つため、かつては原生林の林冠の下で、環境への影響も与えることなく育てられていました。しかし、1970年代から、森林の樹木をすべて伐採してコーヒーの木だけを植え、大量の化学肥料を用いて栽培されるようになりました。このような単一栽培によって、野生生物は消え、土壌が浸食されやすくなり、川は泥と化学肥料で汚染されるようになりました。
コーヒーが育てられる熱帯地域の森林には、地球上の生物種の半数以上が生息していると推定されており、自然環境に与える影響は大きなものです。
森林と野生生物を守り日陰で育てる
アメリカに本部を置くNGOであるレインフォレスト・アライアンスは、伝統的な栽培方法を用いて森林と野生生物を守り、労働者に適切な労働条件を与えている農園を認証し、その農園で生産された製品に右のようなエコラベルを付けて流通させるシステムを構築しています。認証の主な内容は、以下のとおりです。
- 熱帯雨林の日陰で育てること
- 野生生物を保全すること
- 化学肥料の使用を管理し、削減すること
- 労働者に適切な労働条件を与え、地域社会全体が恩恵を受けること
レインフォレスト・アライアンスに認証された農園には様々な樹種が生え、希少な種を含む多くの野生生物が生息していると報告されています。私たちは、レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーを選ぶことによって、熱帯雨林を守ることができます。