第7回 グアテマラのコーヒー

グアテマラの一般的なコーヒー豆の格付けは、収穫される標高が高いほうが品質が良い豆が取れるとして、標高による格付けを用いる。

下記はグアテマラ式の7段階の等級分けで上からの順で良い等級である。

ストリクトリー・ハードビーン(SHB)    標高1350メートル以上
ハードビーン(HB)             標高1200~1350メートル
セミハードビーン(SH)           標高1050~1200メートル
エクストラ・プライムウォッシュド(EPW) 標高900~1050メートル
プライムウォッシュド(PW)              標高750~900メートル
エクストラ・グッドウォッシュド(EGW)   標高600~750メートル
グッドウォッシュド(GW)                 標高600メートル以下

以上の順で格付けされています。

主要生産地

アンティグア地区、
フライハーネス地区、
アティトラン地区、
コバン地区、
フエフエテナンゴ地区、
アカテナンゴ地区   など

その他、独自に付加価値をつけられた豆があります。

・産地・地区を限定した豆

有名な産地  アンティグア

・農園を指定した豆

・コーヒー豆の品種を指定した豆

ブルボン マラゴジッペ パカラマ  など

・評議会などで、入賞した豆

カップオブエクセレント ナショナルウイナー

・日本のスペシャリティーコーヒー協会認定の豆

今回試飲したコーヒー

グアテマラ 80年ティピカ SHB カルメン農園(マイクロロット)

グアテマラで、80 年以上前に植えられカットバックを繰り返し生産を続けているティピカから作った希少性の高い限定生産商品。日本への輸入量はごくわずかです。

農園名 :EL CARMEN 農園(エル カルメン農園)

農園主 :Juan Jose Mejia 氏(ホゥワン ホセ メジヤ)

場所 :グアテマラ アカテナンゴ地区

品種 :ティピカ

規格 :SHB

標高 :1500-1700m(一部1400m~)

プロセス :丁寧な手収穫後、水洗式(伝統的な発酵処理)

乾燥 :天日乾燥

【マイクロロット】

収穫した原料を1 ロットとして、ロット単位で最後の乾燥までおこないます。
その日に収穫したチェリーは、他の日に収穫したものを混ぜることなく個別に最後まで乾燥をおこないます。
そうしてできた原料を1 つずつカッピングし、同じ品質の原料をもとに最終的に輸入する1 ロットに仕上げます。
他の多くのコーヒーは、基本的には、各工程中にどんどん混ぜてボリュームをつくっていくか、または、ブローカーやシッパーレベルで原料を混ぜてロットをつくっていきます。
マイクロロットは、細かく細かく管理され、品質を見た上で商品化され、輸入されています。
手間暇かけられている分、輸入量も限定され、価格は高めですが、みなさまにありのままの高品質を味わってほしい、そんな思いから仕上げられたマイクロロットです。

この商品について

アカテナンゴ地区カルメン農園でとれた80年ティピカ。 柑橘、フローラルな香りがり、黒糖のような甘味が口いっぱいに広がります。

味覚について

浅煎りの味覚

柑橘、グラッシー、フローラル、マスカットのようなフルーティーな香りがあります。黒糖のような甘味が口いっぱいに広がります。酸味はクリーンですっきりしています。香り、酸味、甘味、ボディー感を楽しめます。

中煎りの味覚

柑橘系の香り、きれいな酸味、舌にどっしりと乗ってくる黒糖のような甘味を楽しめます。なめらかなコーヒーです。

中深煎りの味覚

柑橘系の香りを感じた後、丸みのある酸味と甘味と、少しの苦味が絡み合って、バランスがよくなります。

深煎りの味覚

ダークローストの割に苦味が感じられず、柑橘系の香りを感じた後、アフターテイストに広がる旨味と甘味が心地よいです。

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