第13回 ルワンダのコーヒー豆

中央・東アフリカに位置する内陸国。国土の平均標高が1,600mと高く『千の丘の国』と呼ばれています。

天然資源はほとんどなくコーヒーが主要な輸出品目になっており、ほとんどが小規模農家により生産されています。
内戦により生産量は激減したが内戦終結後は品質の向上もあり急成長を遂げました。

コーヒー栽培に適した気候や急斜面の農地が存在するが都市人口の増加などにより農地の規模は年々減少しています。
コーヒーも在来種で収穫が少なくとも味がいいブルボン種を中心とし、水洗式の加工場もつくって高品質なコーヒーを生み出す力をつけています。

2007年にはこのルワンダにて、アフリカで初めて「カップオブエクセレンス(COE)」大会が開かれました。

今回試飲したコーヒー

ルワンダ ナショナル・ウィナー2014 KANAZI

Kanaziコーヒーが生み出される南部、フエ山の1900mに及ぶ高地はルワンダの中でも特に高品質なコーヒーがもたらされる産地として有名です。
数多くのシェイドツリーが農地に植えられており、生態系のバランスのとれた環境は病害虫を食べる動物類を育み、結果として収量の増加をもたらすなど、理想的な農業が営なまれています。
コーヒーパルプや動物類からもたらされる肥料は有機農業的な側面を兼ね備え、周辺環境への負荷が少なくサステナブルな運営ともなっています。収穫される果実は完全に熟した実のみ摘み取られ水洗行程へと送られます。
乾燥は12日間行い、一般的に理想とされる水分量は12%程度に保たれます。Kanazi農協は長年に至る研究の末、収量の少ないマイクロロットへの転換を決断しました。

それによりコーヒーのフレーバーはより特徴的なものとなり、COEにおいても高得点を得られるほどの完成度を備えることとなりました。

とにかくフルーティで爽やか、甘い余韻が続くとスペシャルティコーヒーの定義のような素晴らしい印象です。

私のカッピングでは、ピーチ、マンダリンオレンジ、キウイ、クリスプ、シロッピーマウスフィール、ハニー、スイートフィニッシュと評価しました。惜しくもCOE入賞は逃しましたが、特に品質レベルの高いナショナルウィナーです。

  • 商品 : ルワンダ ナショナル・ウィナー2014 KANAZI
  • 国 : ルワンダ
  • エリア : 南部 フエ・マウンテン
  • 農園名 : not available
  • 生産者 : カナジ農協
  • 標高 : 1800-1980m
  • 品種 : ブルボン
  • 生産処理 : フリーウォッシュド

カッピングプロファイル

オレンジ、アップル、ハニー、ライブリー、ブライト、スウィートロングフィニッシュ